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山形県立置賜農業高等学校ホームページを訪問いただき、まことにありがとうございます。

本校は山形県の南部、四方を吾妻、飯豊、朝日、蔵王の連峰に囲まれた風光明媚な米沢盆地の中央部西側に位置しています。本校の所在地である川西町上小松字蓬田(よもぎだ)の地は犬川のほとりの街を見下ろす高台にあり、四季折々の風情が美しいことで有名です。

本校は、明治28年、南置賜郡立蚕業(さんぎょう)学校として米沢市屋代町に設立され、明治34年、山形県立置賜農学校となりました。翌35年にここ川西町上小松に移転し、今日に至るという、歴史と伝統を誇る農業高校です。開校以来130年の歴史を持ち、県内最大規模で置賜地区唯一の農業高校として、多くの優れた人材を世に送り、卒業生は山形県の地域貢献・産業振興はもとより、広く各界でその重責を担い、あらゆる方面で活躍しておられます。 

「質実剛健」、「誠実明朗」、「実践奉仕」を校訓とした本校の教育は、高い志を持つ地域農業の担い手をはじめ、幅広い分野で地域社会を牽引する優秀な人材の育成を目指すものです。人が生きる礎である食と農に係る深い学びや日常的な生命の観察、直接的なふれあいなどを通し、これからの時代を生き抜くしなやかな感性も育んでいます。 

本校は、令和6年度入学生(現2年生)から、生産から加工、そして経営を学び、地域農業の担い手育成を目指す「食料生産経営科」と地域課題に真っ直ぐ向き合い次世代を担う産業人育成を目指す「農業資源活用科」の2学科編成となりました。令和5年度入学生(現3年生)の3学科(生物生産科・園芸福祉科・食料環境科)をあわせ、令和7年度は、全校生徒135名が、元気に学んでいます。

令和6年度は、「農業高校の甲子園」と呼ばれる農業クラブ全国大会岩手大会の意見発表会分野Ⅲ類での最優秀賞と文部科学大臣賞の受賞をはじめ、「全国高校生農業アクション大賞」では最高賞となる大賞を受賞しました。また、「全国農業高校お米甲子園」での3年連続金賞受賞、「高校生山形うまいもの商品開発コンテスト」の商品化大賞受賞、農林水産省東北農政局主催の「みどり戦略学生チャレンジ東北ブロック大会」での準グランプリ受賞など、地域と連携し、地域課題の解決を目指すプロジェクト学習が高く評価されております。部活動では、ホッケー部のインターハイ出場、全国高校選抜ホッケー大会ベスト16をはじめ、柔道部や演劇部も県大会入賞等活躍を見せています。

本校は今年創立130周年を迎えます。これまでの歴史と伝統を受け継ぎ、地域を支える人材を育成する学校として教職員一丸となって教育活動に取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

     令和7年4月  校長 井家 勝己(いけ かつみ)